仮想通貨取引におけるレバレッジとは?
目次
はじめに
仮想通貨取引におけるレバレッジとは?
レバレッジ取引の仕組みとは?
仮想通貨取引にレバレッジを使用する理由
レバレッジ取引でリスク管理する方法
バイナンスにおけるマージントレードの利用方法
まとめ
仮想通貨取引におけるレバレッジとは?
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仮想通貨取引におけるレバレッジとは?

仮想通貨取引におけるレバレッジとは?

中級者
Published Mar 4, 2022Updated Apr 28, 2022
7m

概要

仮想通貨取引において、レバレッジとは、借りた資金を使用して取引を行うことを指します。レバレッジ取引は、売買の力を増幅させ、より大きな金額の取引を可能にします。そのため、初期資金が少額でも、それを担保にレバレッジを効かせた取引を行うことができます。レバレッジ取引は潜在的利益を倍増させることができますが、リスクも高く、特に変動の激しい仮想通貨市場では注意が必要です。仮想通貨取引にレバレッジを使用する場合は、注意が必要です。相場が自分のポジションと反対に動いた場合、大きな損失につながる可能性があります。 


はじめに

レバレッジ取引は、特に初心者の方にとっては分かりにくいものです。しかし、レバレッジを試す前に、レバレッジとは何か、どのような仕組みなのかを理解することが重要です。この記事では仮想通貨市場のレバレッジ取引に焦点を当てますが、情報の大部分は伝統的な市場にも有効です。


仮想通貨取引におけるレバレッジとは?

レバレッジとは、仮想通貨やその他の金融資産を取引するために借りた資金を使用することを指します。あなたの売買力を増幅させ、現在あなたのウォレットにある以上の資金で取引することができます。取引する仮想通貨取引所によっては、アカウント残高の最大100倍まで借りることができます。

レバレッジの大きさは、1:5 (5倍) 、1:10 (10倍) 、1:20 (20倍) などの比率で表記されます。初期資金が何倍になるかを示しています。例えば、取引所アカウントに$100あり、Bitcoin (BTC) で$1,000相当のポジションを持ちたい場合を考えてみましょう。10倍のレバレッジをかけると、$100は$1,000と同じ購買力を持つことになります。

レバレッジを利用して、様々な仮想通貨デリバティブを取引することができます。一般的なレバレッジ取引には、 マージントレード、 レバレッジトークン、 先物契約などがあります。


レバレッジ取引の仕組みとは?

資金を借りてレバレッジ取引を開始する前に、取引アカウントに資金を入金する必要があります。最初に提供する資金は、いわゆる担保と呼ばれるものです。必要な担保は、使用するレバレッジと、建てようとするポジションの総額 (証拠金と呼ばれる) によります。

Ethereum (ETH) にレバレッジ10倍で$1,000投資するとします。必要な証拠金は$1,000の10分の1、つまり借りた資金の担保としてアカウントに$100入れておく必要があります。20倍のレバレッジを使用する場合、必要な証拠金はさらに低くなります。 ($1,000の1/2 = 50ドル)ただし、レバレッジが高ければ高いほど、清算されるリスクも高くなることを念頭に置いてください。

最初の証拠金の入金とは別に、取引に必要な証拠金のしきい値を維持する必要があります。相場が不利に動き、証拠金が維持率より低くなった場合、清算されないようにアカウントに資金を追加する必要があります。しきい値は維持証拠金とも呼ばれます。

レバレッジは、ロングポジションと ショートポジションの両方に適用することができます。ロングポジションを持つということは、その資産の価格が上がると予想することです。これに対して、ショートポジションを持つということは、その資産の価格が下がると考えていることを意味します。これは通常の現物取引と同じように聞こえるかもしれませんが、レバレッジを使用すると、保有資産ではなく、担保のみに基づいて資産を売買することができます。つまり、資産を持っていなくても、相場が下がると思えば借りてきて売却する (ショートポジションを建てる) ことができるのです。

レバレッジロングポジションの例 

10倍のレバレッジで$10,000相当のBTCのロングポジションを持ちたいと想像してください。つまり、$1,000を担保にすることになります。BTCの価格が20%上昇した場合、$2,000の純利益 (手数料を除く) を得ることができ、レバレッジを使用せずに$1,000の資本で取引した場合の$200よりもはるかに高い利益となります。

しかし、BTC価格が20%下落した場合、あなたのポジションは$2,000減少することになります。最初の資本金 (担保) は$1,000しかないので、20%下がると清算 (残高がゼロになること) になってしまいます。実際、市場が10%しか下落しなかったとしても、清算される可能性があるのです。正確な清算価値は、ご利用の取引所によって異なります。 

清算されないためには、ウォレットに資金を追加して担保を増やす必要があります。ほとんどの場合、清算が行われる前に取引所からマージンコールが送られます (例: 資金を追加するようにというメールなど)。

レバレッジショートポジションの例 

さて、10倍のレバレッジでBTCの$10,000のショートポジションを建てたいと想像してください。この場合、誰かからBTCを借りて、その時の市場価格で売ることになります。担保は$1,000ですが、10倍のレバレッジで取引しているので、$10,000分のBTCを売却することができます。

現在のBTC価格が$40,000だとすると、0.25BTCを借りて、それを売却したことになります。BTC価格が20%下落 ($32,000まで下落) した場合、わずか$8,000で0.25BTCを買い戻すことができます。この場合、$2,000の純利益 (手数料を差し引いた額) が獲得できます。 

しかし、BTCが20%上昇して$48,000になった場合、0.25BTCを買い戻すには$2,000が余分に必要になります。アカウント残高が$1,000しかないため、あなたのポジションは清算されます。ここでも、清算されないためには、清算価格に達する前に、ウォレットに資金を追加して担保を増やす必要があります。


仮想通貨取引にレバレッジを使用する理由

前述のとおり、トレーダーはレバレッジを利用してポジションサイズを拡大し、潜在的利益を上げることができます。しかし、上記の例に示されるように、レバレッジ取引は、はるかに大きな損失をもたらす可能性もあります。

トレーダーがレバレッジを利用するもう一つの理由は、資金の流動性を高めることです。例えば、1つの取引所で2倍のレバレッジをかけたポジションを保有する代わりに、4倍のレバレッジをかけて、より低い担保で同じポジションサイズを維持することができます。これにより、彼らは資金の残りの部分を別の場所で使うことができるようになります (例: 別の資産の取引、ステーキング、 分散型取引所 (DEX) への流動性の提供、NFTへの投資など)。


レバレッジ取引でリスク管理する方法

高レバレッジでの取引は、最初に必要な資金が少なくて済むかもしれませんが、清算の可能性が高くなります。レバレッジが高すぎると、1%の値動きでも莫大な損失につながる可能性があります。レバレッジが高ければ高いほど、ボラティリティの許容範囲は小さくなります。低いレバレッジを使用することで、より多くの誤差を許容して取引することができます。そのため、バイナンスや他の仮想通貨取引所では、新規ユーザーが利用できる 最大レバレッジを制限しています。
ストップロスや決済注文などの リスク管理戦略は、レバレッジ取引における損失を最小限に抑えるのに役立ちます。 ストップロス注文を使えば、特定の価格で自動的にポジションを閉じることができるので、相場が不利に動いたときに非常に便利です。ストップロス注文は、大きな損失からお客様を守ることができます。決済注文はその逆で、利益がある値に達すると自動的に決済されます。これにより、市況が転換する前に収益を確保することができます。
この時点で、レバレッジ取引は利益と損失の両方を飛躍的に増大させる諸刃の剣であることがお分かりいただけると思います。特に変動の激しい仮想通貨市場においては、高いリスクを伴います。バイナンスでは、お客様がご自身の行動に責任を持つことで、責任ある取引を行うことを推奨しています。依存症対策通知書やクーリングオフ機能など、お客様が取引をコントロールするためのツールを提供しています。常に細心の注意を払い、レバレッジの適切な使用方法を理解し、取引戦略を計画するためにDYORを忘れないでください。


バイナンスにおけるマージントレードの利用方法

 バイナンスのような仮想通貨取引所で仮想通貨を取引する際に、レバレッジを利用することができます。今回はマージントレードの開始方法をご紹介しますが、レバレッジの考え方は他の取引にも活用が可能です。その前に、証拠金アカウントが必要です。この よくある質問の記事に従って、まだ開いていない場合は、開いてみてください。 
1. 上部ナビゲーションバーから [取引] - [証拠金] を選択します。 
2. [BTC/USDT] をクリックし、取引したいペアを検索してください。BNB/USDT のペアで使用する予定です。

3. また、証拠金ウォレットへの資金振替が必要です。ローソク足チャートの下にある [担保振替] をクリックします。


4. 振替するウォレット、送金先の証拠金取引アカウント、振替するコインを選択します。金額を入力し、[確認] をクリックします。この例では、100 USDTをクロスマージンアカウントに振替しています。


5. 今度は右側のボックスに移動します。[クロス3倍] または [分離10倍] のいずれかを選択します。クロスマージンモードの証拠金はお客様の証拠金アカウント間で共有され、分離マージンモードの証拠金は取引ペアごとに独立した証拠金となります。この2つの違いの詳細については、このFAQの記事を参照してください。 
6. [買い] (ロング) または [売り] (ショート) と 成行注文 など注文の種類を選択します。[借入] をクリックすると、クロスマージンアカウントに移した100 USDTが3倍の300 USDTになったことがわかります。

 

7. [合計] でUSDT、[金額] で買いたいBNBの金額を入力すると、レバレッジをかけたBNBを購入することができます。また、下のバーをドラッグして、使用可能な残高の割合を選択することもできます。すると、この取引で借りている金額が表示されます。[証拠金購入 BNB] をクリックして、ポジションをオープンにします。

ただし、取引手数料が発生するため、利用可能残高をすべて利用することはできません。お客様のVIPレベルに応じた取引手数料額をシステムが自動的に保持します。


まとめ

レバレッジを利用すれば、初期投資を抑えて簡単に始めることができ、より高い利益をもたらす可能性があります。それでも、レバレッジと市場のボラティリティが組み合わさると、特に100倍のレバレッジをかけて取引している場合は、すぐに清算が行われる可能性があります。レバレッジ取引に挑戦する前に、常に慎重に取引し、リスクを評価してください。特にレバレッジを使用する場合は、損失が許されない資金を取引するべきではありません。