バイナンスで間違えたネットワークに仮想通貨を送金した場合の対応方法
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バイナンスで間違えたネットワークに仮想通貨を送金した場合の対応方法

初心者
1mo ago
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概要

バイナンスアカウントから出金、もしくはバイナンスアカウントへの入金時、ネットワークの選択は慎重に行なってください。バイナンススマートチェーン(BEP-20)とEthereum(ERC-20)を間違えてしまって、違うブロックチェーンにトークンを送ってしまうトラブルがよく発生しています。
送金先の仮想通貨ウォレットが、BEP-20とERC-20トークンの両方をサポートしている場合は、簡単なステップであなたの仮想通貨をバイナンスに送り返すことができます。 
もしも、送金先のウォレットがERC-20、もしくはBEP-20のどちらかしかサポートしていない場合は、そのウォレットの秘密鍵を両方のブロックチェーンをサポートしている新しいウォレットにインポートする必要があります。 

バイナンスアカウントや他の仮想通貨取引所、またはカストディアルウォレットに間違ったブロックチェーンで入金してしまった場合は、資産を取り戻すのはより難しくなります。この場合、ウォレットのサポートチームに連絡をして、対応できるかを確認してください。


はじめに

バイナンスから出金する場合、いくつかのコインでは違う転送ネットワークを選択できることに気付きます。仮想通貨をずっとHODLしてきた人であっても、どのブロックチェーンを選択してトランザクションを送るべきか迷う時があります。保有している仮想通貨を別のウォレットに送金する場合、どのブロックチェーンを選択するのが正しいのでしょうか。 

結論から言うと、送金先ウォレットが使用しているものと同じネットワークを選択する必要があります。技術的な話をすると、ERC-20、BEP-20やBEP-2のような、トークン規格に合うものを選択してください。

保有している仮想通貨を間違ったブロックチェーンに送金してしまった場合、送金したウォレットがどのような種類なのかを調べましょう。秘密鍵か、シードフレーズにアクセスできる場合は、ノンカストディアルウォレットです。アクセスできない場合は、カストディアルウォレットです。カストディアルかどうかを確認後、3つの対応を試すことができます。


間違えたネットワークに資金を送ってしまいました。どうすれば良いでしょうか。

まずは落ち着きましょう。バイナンススマートチェーン(BSC)に(ETHのような)ERC-20トークンを送ってしまった場合、もしくはBEP-20トークンをEthereumネットワークで送金してしまった場合は、取り戻すことができるかもしれません。3つの場合分けが可能で、それぞれに独自の対応策があります。

1.BSCとEthereumの両方をサポートしているウォレットにトークンを送った場合 

バイナンスの正しいネットワークにトークンを送り返すことができます。

2.BSC、もしくはEthereumのどちらかしかサポートしていないウォレットにトークンを送った場合

両方のネットワークをサポートしているウォレットにインポートするために秘密鍵にアクセスする必要があります。

3.仮想通貨取引所、もしくはカストディアルウォレットにトークンを送った場合

ウォレットプロバイダーか、取引所のカスタマーサービスに問い合わせをしましょう。ただ、この場合は資産を取り戻せない可能性があります。

ただ、こういった対応策に取り組む前に、将来同じようなトラブルを起こさないために何が起きたのかを理解しておくことが大切です。


BEP-20とERC-20の違いとは?

ERC-20とBEP-20は、トークンの技術ガイドラインと仕様を定めたトークン規格です。これらの規格がトランザクション、入金、出金のすべての方法を規定しています。ERC-20とBEP-20は、トークンが異なるウォレット、プロジェクト、スマートコントラクトとやりとりする方法を標準化しています。

この2つの規格は、仕組みは非常に似ていますが、ERC-20はEthereum専用で、BEP-20はバイナンススマートチェーン専用です。簡単に説明すると、それぞれが別々のブロックチェーンに属するトークン規格ということです。

もしも、あなたの仮想通貨が間違ったネットワーク上にある場合は、必要な目的のために使うことはできないかもしれません。例えば、BSCに送金されたEthereumはEthereum DAppsとスマートコントラクトでは使用することができません。


BEP-20/ERC-20トークンを間違ったブロックチェーンに送ってしまった場合、どうなるのでしょうか。

ERC-20トークンをBSC、もしくはBEP-20トークンをEthereumに送った場合、選択されたネットワークの同じウォレットアドレスにそのトークンは着金するでしょう。あなたのBSCとEthereumウォレットアドレスは同一で、同じ秘密鍵でアクセスすることができます。 

例えば、ETHをBSCで送金すると、BSCのウォレットアドレス上で、ETHにペッグされたBEP-20トークンとなります。トランザクションIDをBscScan.comで確認できます。また、BEP-20トークンをEthereumネットワークで送金してしまった場合は、Etherscan.ioで確認できます。
こちらは、バイナンスウォレットから、ERC-20 ETHを出金する時に、BSC(BEP-20)を選択したBscScanからの)例です。これらのトークンは現在、BSCの同じウォレットアドレスで「Binance-Peg Ethereum」として表示されます。

ただ、仮想通貨の特性上この通貨が消えることはないです。やらないといけないことは、正しいブロックチェーンに送り返すだけです。お客様の状況に合わせて、以下のようなソリューションをご用意しています。


BSCとEthereumをサポートするウォレットからのリカバリー

両方のブロックチェーンをサポートしているウォレットの場合は、トークンを見つけるのに一切問題はないでしょう。仮想通貨を見つけることができない場合は、それぞれのネットワークのト-クンのトグルリストを確認してください。

例えば、MetaMaskには、[Add Token(トークンを追加)]ボタンがあるので、そこから利用可能なコインすべてを確認することができます。

リストでコインを見つけられない場合、ウォレットにトークンコントラクトを入力する必要があります。このプロセスについては、BSCかEthereumのみをサポートするウォレットからのリカバリー手順のステップ5で詳しく説明します。
バイナンスブリッジと手動のどちらかを使用して、トークンを元々のブロックチェーンに戻すことができます。

バイナンスブリッジ

バイナンスブリッジは、資産をブロックチェーン間でコンバートするためのシンプルなツールです。MetaMaskかバイナンスチェーンウォレットを接続して、移行させたい資産を選択するだけです。BSCではBNBが、EthereumではETHがガス手数料として必要になるので、忘れないようにしてください。
このプロセスについての詳細は、バイナンスブリッジの紹介の記事をご覧ください。


手動でコンバート 

トークンを手動でコンバートするには、仮想通貨をいったんバイナンスに送り返す必要があります。バイナンス現物ウォレットでの入金ネットワークは、そのトークンが現在乗っているブロックチェーンと一致する必要があります。 着金したら、送金先のブロックチェーンを選択して、外部のウォレットに戻せます。

この記事では、Binance-Peg ETH(BEP20)をERC-20 ETHに戻すのを例に説明していきます。送ろうとしているウォレットにガス手数料用のBNBがあることを確認してください。

1.バイナンスの仮想通貨出金ページで、ETHを選択し、入金ネットワークとしてBEP-20(BSC)を選択してください。間違ったネットワークに入金した場合、バイナンスはあなたの資金を取り戻すことはできません。


2.ETHがバイナンスアカウントに戻ってきたら、Ethereumをサポートするウォレットに出金することで、転送ネットワークとしてEthereum(ETH)ERC20を選択して、ERC-20にコンバートします。

これで、あなたの仮想通貨は、正しいブロックチェーンで、外部ウォレットに送金されます。


BSC、もしくはEthereumのどちらかしかサポートしていないウォレットからのリカバリー

この場合トークンを取り戻すには、両方のブロックチェーンをサポートする新しいウォレットに秘密鍵をインポートする必要があります。インポートするウォレット次第では、秘密鍵の代わりに、シードフレーズを使用することができるかもしれません。

秘密鍵のインポート

別のウォレットに秘密鍵をインポートすると、違うウォレットを使用している場合であっても、その秘密鍵に関連する資産にアクセスできるようになります。 

つまり、ウォレットの秘密鍵をインポートしても、インポート先のウォレットに資金が送られることはありません。ただ、違うアプリから、外部ウォレットにアクセスできるようにするだけです。カストディアルウォレットでは、秘密鍵が提供されないため、基本的にこの方法で対応することはできないので、注意してください。

両方のブロックチェーンに対応しているウォレットの中でよく使われているものとしては、MetamaskTrust Wallet、Math Wallet、SafePalやTokenPocketなどです。

この記事では、MetaMaskのGoogle Chromeエクステンションを使用して、間違ってBSCに送金されたETHを取り戻す場合で説明します。

資金の回収

1.MetaMaskにアクセスするか、持っていない場合は新しく1つウォレットをMetaMaskで作成してください。MetaMaskはiOSとAndroidの両方で利用可能です。


2.新しいアカウントを作成する場合、古いウォレットのシードフレーズをインポートする選択肢も表示されます。 


3.すでにアカウントを持っている場合は、単純にMetaMaskエクステンションピンをクリックし、右上のアカウントプロフィールをクリックするだけです。


4.[Import Account]をクリックし、間違って仮想通貨を送ってしまったウォレットの秘密鍵を入力してください。[Import]をクリックしてください。JSONファイルを持っている場合はアップロードすることもできます。


5.次に、MetaMaskアカウントに手動でBSCネットワークを追加する必要があります。MetaMaskエクステンションピンをクリックし、右上にあるネットワークのドロップダウンメニューをクリックしてください。リストの一番下にある[Custom RPC]をクリックしてください。


6.MetaMaskがバイナンススマートチェーンにアクセスできるようにするには、詳細を追加する必要があります。追加する詳細にはリモートプロシージャコール(RPC)URLが含まれています。このURLによって、MetaMaskはBSCのブロックチェーンから情報をクエリしたり、トランザクションリクエストを作ったりできるようになります。

以下の情報を対応するフィールドに入力し、一番下にある[Save]をクリックしてください。

Network Name: BSC Mainnet
New RPC URL: https://bsc-dataseed1.binance.org/
Chain ID: 56
Symbol: BNB
Block Explorer URL: https://bscscan.com/


7. ここまで完了したら、MetaMaskウォレットに正しいトークンコントラクトを追加してください。このステップで、選択したBEP-20をサポートしているウォレットが誤送金したトークンをスキャンできます。BscScanでトークンとトークンコントラクトの一覧を確認できます。BSCに送金してしまったERC-20トークンに関しては、「Binance-Peg Ethereum Token(ETH)」をクリックして、トークンコントラクトを確認してください。


8.次のステップの準備のためにトークンコントラクトをコピーし、桁数フィールドの数字を記録してください。


9.[BSC Mainnet]をネットワークドロップダウンリストから選択し、次に[Add Token]をクリックし、最後に[Custom Token]をクリックしてください。


10.トークンコントラクトアドレス、トークンシンボル、そして小数点以下の桁数を入力してください。ETHの場合は以下のようになります。

トークンコントラクトアドレス:0x2170ed0880ac9a755fd29b2688956bd959f933f8
トークンシンボル: ETH
小数点以下の桁数:18
[Add Token]をクリックすれば、完了です。


11.これで、ウォレット残高に誤送金したETHトークンが表示されるはずです。そうしたら、トークンをバイナンスアカウントのBEP-20ウォレットアドレスに送り返すことができます。また、バイナンスブリッジを使うことで、MetaMaskでトークンをERC-20にコンバートすることもできます。

トークンのブリッジについてはBSCとEthereumの両方をサポートするウォレットからのリカバリーの部分をご覧ください。



取引所、もしくはカストディアルウォレットからのリカバリー

他の仮想通貨取引所など、BEP-20に対応していないカストディアンウォレットに出金してしまった場合は、ウォレットのカストディアンホルダーに連絡する必要があります。

一部のカストディアルウォレットプロバイダーは有料でサポートしたり、あなたの秘密鍵にアクセスできるようにしてくれたりします。秘密鍵にアクセスできたら、BSCをサポートいているウォレットに秘密鍵をインポートしてください。ただ、残念ながら取引所を含む、大半のプロバイダーはあなたに秘密鍵を提供しないでしょう。

バイナンスアカウントに間違えたブロックチェーンを選択して、トークンを入金してしまった場合は、バイナンスはその仮想通貨をリカバリーすることはできません。


まとめ

正しいブロックチェーンを選択することは、仮想通貨をバイナンスから出金する時に、最も間違えやすい部分の1つです。しかし、一度すべてを理解してしまえば、すぐにBTCやETHを間違ったネットワークに送ることはないでしょう。たいていの場合、一般的なウォレットならば、間違って送ってしまった場合でもあなたの仮想通貨は SAFU です。ただ、取り戻すのに少し手間がかかるだけです。