OCO、もしくはone cancel the other注文によって、2つの注文を同時に行うことができるようになります。OCOは指値注文とストップリミット注文の組み合わせですが、そのどちらかしか約定しません。
つまり、片方の注文の一部または全部が約定すると、残りの注文は自動的にキャンセルされます。手動で注文の片方をキャンセルした場合は、もう片方の注文も同時にキャンセルされるので、注意してください。
OCO注文の方法

バイナンスでは、OCO注文は買い注文と売り注文のペアで発注することができます。「i」マークをクリックすると、OCO注文の仕様についての詳細が表示されます。

OCOオプションを選択したら、以下の図と同じ、新しい取引インターフェイスが表示されます。このインターフェイスを使うことで、同時にリミット注文とストップリミット注文を行うことができます。
指値注文
- 価格: 発注する指値注文の価格この注文は、注文板に表示されます。
ストップリミット
- ストップ: ストップリミット注文がトリガーされる価格 (例: 0.0024950 BTC)
指値: 指値注文がトリガーされる価格に達した後に実際に発注される指値注文の価格 (例: 0.0024900 BTC) - 数量: 注文した合計枚数を指します。(例: 5 BNB)
- 合計: 今回の注文の合計額を指します。

OCO注文を行ったら、スクロールダウンした先にある「オープンオーダー」というセクションで、両方の注文の詳細を確認することができます。
この場合、OCO機能を使用して、0.0030 BTCでの決済注文と、0.0024900 BTCでのストップリミット注文を行うことができます。

もしも、この予想が正しくて、0.0030 BTCを価格が上回った場合、あなたの売り注文が執行されます。そして、ストップリミット注文は自動でキャンセルされます。
一方で、予想に反して価格が下落し、0.0024950 BTCを下回った場合、ストップリミット注文が執行されます。これによって、価格がさらに低下した場合の損失を最小限に抑えることができます。
この例では、ストップ価格は0.0024950 (トリガー価格)、指値は0.0024900 (注文の取引価格)であることに注意してください。つまり、0.0024950に到達した瞬間にストップリミット注文がトリガーされます。そして、実際に指値注文として発注される価格は、0.0024900です。別の言い方をすれば、BNB/BTCが0.0024950以下まで下落した場合、0.0024900の指値売り注文が発注されます。ただし、0.0024950を下回る場合は、指値注文が成立しないリスクがあります。
OCO注文とはシンプルですが強力なツールです。この注文方法を使用することでバイナンスユーザーはより安全に、様々な方法で取引をすることができます。この特殊な注文は、利益の確定、リスクの制限、さらにはポジションのエントリーやエグジットにも便利です。それでも、OCO注文を使う前に、指値注文とストップリミット注文についてよく理解しておくことが重要です。