目次
1章ービットコインの紹介
コンテンツ
ビットコインとは
ビットコインを利用するメリット
ビットコインの価値は?
ビットコインは非中央集権的で、検閲耐性が高く、安全に国境をまたいで利用ですることが可能です。
この特性は、グローバルな送金や支払いで身元を明かしたくない時に活かされます。これがデビットカードやクレジットカードとは異なる点です。
ビットコインの仕組みは?
アリスがボブと取引を行う時、現金のような一般的な方法で資産を送金するわけではありません。ボブに1ドル紙幣を手渡すことをデジタル上で行うのとは違います。その取引は、アリスが誰でも閲覧可能な1枚の紙に、ボブに1ドル紙幣を渡すことを記入するというイメージです。次にその資産をボブがキャロルに送る場合、キャロルはその紙を見れば、ボブが必要な資産を所有していることを確認できるようになっています。
その紙は1つのデータベースであり、ブロックチェーンと呼ばれます。ブロックチェーンのネットワークに参加する人は誰でも、自分のデバイスにデータのコピーを保存しています。また全員がつながっており、新しい情報をお互い同時に更新できるようになっています。
ブロックチェーンとは?
ビットコインは合法か?
ビットコインは多くの国で合法とされています。しかし、一部例外があります。投資を始める前に、対象地域の法律をしっかり確認してください。
合法とみなしている国では、各政府が税制やコンプライアンスに関して、様々な取り組みを行なっています。規制整備は全体的にまだ充分には進んでおらず、今後数年で大きく変わっていくことが予想されます。
ビットコインの歴史
ビットコインは誰が開発したのか?
サトシ・ナカモトがブロックチェーンを発明したのか?
実際ビットコインは、以前からある技術が数多く組み合わされています。ブロックを鎖状につなぐというコンセプトは、ビットコインと共に生まれたわけではありません。データが変更されないという仕組みの誕生は、1990年の初頭まで遡ることができます。Stuart Haber氏とW. Scott Stornetta氏が、デジタルドキュメントにタイムスタンプを付与するシステムを提唱した時代です。データを保護したり、データの改ざんを防いだりするために、現代のブロックチェーンのように暗号技術を利用しました。
興味深いことに、サトシ・ナカモトのホワイトペーパーには、ブロックチェーンという言葉は使われていませんでした。
ビットコインが誕生する前のデジタルキャッシュ
ビットコインは初めてのデジタルキャッシュではありませんが、おそらく最も成功した事例です。以前の取り組みがサトシ・ナカモトの開発の役に立っています。
DigiCash
DigiCashのシステムは中央集権型ですが、興味深い試みでした。その後、会社は倒産しましたが、Chaum氏はDigiCashが電子商取引の先駆けとなったと信じています。
b-money
最終的にb-moneyは完成に至らず、ローンチされることはありませんでした。それでも明らかに、Dai氏が提示したコンセプトはビットコインのヒントになっています。
Bit Gold
b-moneyのように、Bit Goldも開発が進みませんでした。しかしながら、その類似性から、Bit Goldもビットコインのアイデアの元になっているとみることができます。
2章 - ビットコインはどこから生まれるのか?
コンテンツ
ビットコインの発行
ビットコインの総数
ビットコインのマイニングの仕組み
ブロックの発行にかかるコストは大きいですが、それが有効かどうかを確認するコストは小さいです。もしも、誰かが無効なブロックで不正をしようとしたら、ネットワークはすぐにそれを却下し、マイナーはマイニングコストを取り戻すことができなくなります。
ブロックの発掘に必要な時間
プロトコルがマイニングの難易度を調整することで、約10分に1個新しいブロックが発行されるようにします。ブロックは常に10分に1回見つかるわけではなく、次のブロックが見つかるまでには10分前後かかる場合が多いです。
3章 - ビットコインの始め方
コンテンツ
- ビットコインの購入方法
- ビットコインで購入できるもの
- ビットコインを決済に使えるところ
- ビットコインをなくした場合
- ビットコインのトランザクションをやり直せるか
- ビットコインで稼ぐことはできますか。
- ビットコインの管理方法
ビットコインの購入方法
クレジットカード/デビットカードでのビットコインの購入方法
Binanceを使用することで、ブラウザ上でシームレスにビットコインを購入することができます。必要な操作は以下の通りです。
- 仮想通貨を売買する為のポータルにアクセスします。
- 購入を希望する仮想通貨と、支払いに使用する通貨を選択します。
- Binanceにログインをします。アカウントを持っていない場合は新規登録をします。
- 支払い方法を選択します。
- メッセージの表示後、カードの詳細情報の入力を行い、本人確認を完了します。
- ビットコインはBinanceアカウントへ入金されます。
P2Pマーケットでのビットコインの購入方法
- アプリ起動後、ログインまたは新規登録をします。
- One click buy sellを選択し、インタフェースの左上隅にあるBuyタブを選択します。
- 表示されている複数のオファーの中から購入したいオファーでBuyを選択します。
- 他の仮想通貨(the By Crypto tab)またはフィアット通貨(the By Fiat tab)で支払うことができます。
- 支払い方法について確認が行われます。希望する支払い方法を選択します。
- Buy BTCを選択します。
- お支払い完了後、Mark as paidの選択を行い確認します。
- 売り手がコインの送信を実行することによって、トランザクションは完了します。
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ビットコインで購入できるもの
ビットコインで購入できるものはたくさんあるものの、ビットコインで支払い可能な物理的店舗を見つけることは(不可能ではありませんが)難しいのが現状です。しかし、ビットコインで決済可能なウェブサイトや、他のサービス用にギフトカードを購入することはできます。
いくつか例として、ビットコインで購入可能なものは以下の通りです。
- 航空券
- ホテルルーム
- 不動産
- 食事 & 飲み物
- 衣類
- ギフトカード
- オンライン上のサブスクリプション
ビットコインを決済に使えるところ
ビットコインは多くの場所で使用できるようになってきています。その例を見てみましょう。
TravelbyBit
旅行をしている間のクレジットカード手数料を節約することができます。TravelbyBitを使用することで、ビットコインやその他の仮想通貨でフライトチケットやホテルを予約することができます。 仮想通貨を使用して予約することで、購入時に10%の割引が適用されます。
Spendabit
Spendabitは、ビットコインを使用することができる商品の検索エンジンです。 購入したいものを検索し、ビットコインで購入可能なマーチャントリストを取得します。
Coinmap
自分が住んでいる地域のすべての仮想通貨マーチャントとATMを検索します。 ビットコインを使用可能な場所を探している場合、同サービスは理想的なものとなります。
Bitrefill
ビットコインをなくした場合
ビットコインのトランザクションをやり直せるか
ビットコインで稼ぐことはできますか。
ビットコインの管理方法
仮想通貨を管理する方法はたくさんありますが、それぞれに長所と短所があります。
ビットコインをBinanceで管理
Binanceに仮想通貨を保存する場合、取引や貸出の目的で仮想通貨に簡単にアクセスできます。
ビットコインウォレットで管理
ノンカストディアンソリューションでは、ユーザーが仮想通貨を管理します。このようなソリューションで仮想通貨を管理するには、ウォレットと呼ばれるものを使用します。ウォレットは仮想通貨を直接管理するのではなく、ブロックチェーン上でロックを解除するための秘密鍵を保持します。この方法には2つのオプションがあります。
ホットウォレット
コールドウォレット
コールドウォレットとは、インターネットに接続されていない仮想通貨ウォレットです。オンラインの攻撃ベクトルが存在しないため、攻撃を受ける可能性は低くなりますが、結果的にユーザーエクスペリエンスが低下します。例としては、ハードウェアウォレット又はペーパーウォレットなどがあります。
4章 - ビットコインの半減期
コンテンツ
ビットコインの半減期とは?
ビットコインの半減期とはブロック報酬が減少するというシンプルなイベントです。半減期が来ると、マイナーが新しいブロックを承認することへの報酬は半減します。しかしながら、トランザクション手数料への影響はありません。
ビットコインの半減期の仕組み
ビットコインがローンチされた時、マイナーは発見したブロックが承認されるたびに50BTCが報酬として与えられていました。
最初の半減期は2012年11月28日に起きました。この時、プロトコルはブロック報酬を50BTCから25BTCに減らしました。2回目の半減期は2016年7月9日で25BTCから12.5BTCになりました。次の半減期は2020年5月に起きることが予想されており、報酬は6.25BTCになります。
ビットコインの半減期の理由
半減期はビットコインの大きなメリットの1つですが、サトシナカモトは上限を2100万枚とした理由を完全に説明したことはありません。50BTCの報酬から始まり、21万ブロック毎に報酬が半減するプロダクトとだけ説明して、理由を説明しない人もいます。
半減期という仕組みによって、100年以上マイニングをするインセンティブがあります。これによって、このシステムにはユーザーを惹きつけ、手数料によって開発が賄えるようにするための時間が十分に確保できます。
ビットコインの半減期の影響
半減期の影響を最も受けるのはマイナーです。ブロック報酬が彼らの利益の大きな割合を占めているので、当然のことです。半減期が発生したら、それまでと同じようにブロックを承認しても受け取れる報酬は半分になります。この報酬には、トランザクション手数料も含まれますが、現状ではこれはブロック報酬から見たら取るに足らないレベルです。
したがって、半減期によって報酬が半分になるので、一部の参加者がマイニングを続行できなくなる可能性があります。これが業界全体にとってどのような影響を与えるかはまだ未知です。ブロック報酬の減少はマイニングプールのさらなる集約化、もしくはシンプルにさらに効率的なマイニング方法を促進するかもしれません。
歴史的に、ビットコイン価格の急激な上昇は半減期の後に発生してきました。もちろん、これまで2回しか半減期はないので、そこまで多くのデータはないので断定することはできません。多くの人は、価格の変動を市場によるビットコインの希少性に対する評価によると考えています。この理論の支持者は、2020年5月の半減期の後、価格が再び急上昇すると信じています。
次のビットコインの半減期は?
5章 - ビットコインのよくある誤解
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ビットコインは匿名ですか?
ビットコインはスキャムですか?
違います。ビットコインは法定通貨と同様に違法行為に使われる可能性はあります。しかし、それによってビットコインがスキャム(詐欺)となるわけではないです。
ビットコインはバブルですか?
ビットコインの分散型デジタルコモディティという固有の性質によって、その価格は完全に自由市場における投機に影響されています。そんとあめ、ビットコインの価格変動には多くの要因がありますが、究極的には市場での需要と供給に影響されています。そして、ビットコインは2100万と上限が決まっていて、発行スケジュールが定められているため、長期的には需要が供給を上回ると思われています。
仮想通貨市場は伝統的な市場と比べると相対的に小さいです。つまり、ビットコインと他の仮想通貨はより変動が大きくなりやすいことを意味し、短期的には需要と供給の不均衡が頻繁に発生するということです。
ビットコインは暗号化を使っていますか?
但し、多くのアプリと仮想通貨ウォレットはユーザーのウォレットとパスワードを保護するために暗号化を使っています。しかし、これらの暗号化メソッドはブロックチェーンとは関係がなく、ブロックチェーンを利用する別のテクノロジーに組み込まれているだけです。
6章 - ビットコインのスケーラビリティ
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スケーラビリティとは?
スケーラビリティは、増加する需要に対応するために成長するシステムの能力の尺度です。ウェブサイトをホストしている場合、リクエストへのオーバーランが発生したら、サーバーを追加して性能を向上させようとするでしょう。コンピューターでより集中的なアプリケーションを実行する場合は、そのコンポーネントをアップグレードできます。
仮想通貨においてはこの単語はより多くのトランザクションを処理するためのブロックチェーンのアップグレードの容易さを説明するために使っています。
ビットコインに性能が求められている理由
即日支払いを実現するためにはビットコインは迅速にトランザクションを処理できる必要があります。現状では、ビットコインのスループットは相対的に低いため、ブロック毎に処理できるトランザクションの合計数は限られています。
前の章で説明したようにマイナーはブロック報酬の一部としてトランザクション手数料を受け取ります。ユーザーはブロックチェーンに自分のトランザクションをマイナーに追加してもらうためのインセンティブとして手数料を設定します。
ビットコインのトランザクション処理能力
事業者が単独でアップグレードできるデータセンターなどで管理されていないので、ビットコインはブロックサイズを制限しなければいけません。1秒あたりに10,000トランザクションを処理できる新しいブロックサイズを実装することはできますが、ネットワークの分散性を犠牲にすることになります。フルノードは約10分ごとに新しい情報をダウンロードする必要があります。もしも、その負担が大きくなりすぎたら、多くのマイナーはマイニングを止めてしまうでしょう。
もしも、プロトコルが決済に使われる場合、ビットコインの支持者は違う方法でビットコインの効率的なスケーリングを実現しなければならないと信じています。
ライトニングネットワークとは?
ライトニングネットワークによってユーザーはほぼ即座に、手数料なしで資金を送金できます。ライトニングネットワークにはスループットに制約(このネットワークのユーザーが送受金に必要なキャパシティを提供している場合)はありません。ビットコインのライトニングネットワークを使うためには、当事者は特別なアドレスなコインをロックアップする必要があります。このアドレスは両当事者が合意した時にのみビットコインをリリースするという特徴があります。
そのアドレスから、当事者たちはメインチェーンに知らせることなく残高を再割当できるプライベート元帳を保有します。そして、トランザクションは全ての取引が終わった時のみメインチェーンに記録されます。そしたら、このプロトコルは当事者の残高を更新します。ここで重要なのは、この場合でも信頼なしで取引をすることができます。片方が不正をしようとしたら、このプロトコルはそれを検知し、罰を与えます。
全体で見ると、ペイメントチャネルのような技術ではユーザーが行わないといけないオンチェーントランザクションはアドレスへの資金送付時とコインの分配時の2回だけです。つまり、その間に何千回でも転送を行うことができるということです。さらなる発展と最適化によって、このテクノロジーは巨大なブロックチェーンシステムのクリティカルな要素となっていくでしょう。
フォークとは?
ビットコインはオープンソースのため、誰でもソフトウェアを変更できます。必要に応じて新しいルールを追加したり、古いルールを削除することができます。しかし、すべての変更が同等に追加されるわけではありません。一部の変更ではノードがネットワークとの互換性を失い、他の変更では後方互換性があります。
ソフトフォーク
古いノードはまだこれらのブロックを受け取ったり、自分のブロックを伝播したりすることができます。つまり、全てのノードは、どのバージョンかに関わらず、同じネットワークの一部のままということです。
下のアニメーションでは、より小さなブロックが新旧両方のノードに承認されていることがご覧いただけます。しかしながら、新しい方のノードは新しいルールに従っているので、2MBブロックを承認しません。
ハードフォーク
上の図にある黒いチェーンがオリジナルです。ブロック2でハードフォークが発生しました。これ以降、アップグレードされたノードは緑のより大きいブロックを発行するようになりました。古いノードはこれらのブロックを承認しないので、まったく別のチェーンとして分岐しました。これによって、2つのブロックチェーンが存在しますが、ブロック2までの履歴は同一のものです。
そうすると、2つの別のプロトコルが存在し、それぞれが別の通貨を持っています。古いチェーンの残高は全てクローンされるので、オリジナルチェーンで20BTCを持っていた場合、新しいチェーンで20新BTCを持っているということです。
2017年に上記と似たようなシナリオでビットコインのハードフォークが発生しました。ネットワーク参加者のうちの少数派がブロックサイズを大きくすることで、スループットの強化とトランザクション手数料をより安くしようと主張しました。多数派はこれをスケーリング戦略としては残念な方法と信じました。結局、このハードフォークによって、ビットコインネットワークから分岐した、独自のコミュニティとロードマップを持つ、ビットコインキャッシュ(BCH)が誕生しました。
7章 - ビットコインネットワークへの参加
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ビットコインノードとは?
ビットコインノードは何らかの方法でビットコインネットワークと交流するプログラムを説明するために使われている単語です。ビットコインウォレットを使っているスマホでも、ブロックチェーンのフルコピーを保存する専用のコンピュータのどちらもビットコインノードです。
ノードにはいくつ化の種類があり、それぞれが特定の機能を果たしています。全ノードはネットワークのコミュニケーションポイントとしての役割を果たしています。このシステムによって、ネットワークはトランザクションとブロックに関する情報のやり取りを行います。
ビットコインノードの仕組み
フルノード
フルノードはビットコインの分散性にとって必須です。フルノードがブロックとトランザクションをダウンロードし、承認し、それらをネットワークの他のノードに伝播します。フルノードは提供された情報の正しさを独自に承認するため、ユーザーは第三者に一切依存することなく、取引を行うことができます。
ビットコインフルノードのグローバルな分布 ソース:bitnodes.earn.com
ライトノード
ライトノードはフルノードほどの機能があるわけではないですが、必要なリソースは少ないです。これにより、ユーザーはフルノードが行うすべての操作を実行することなく、ネットワークとのインターフェイスを行うことができます。
ライトノードは帯域幅や容量に制限のあるデバイスにとって理想的です。このタイプのノードはデスクトップやモバイルウォレットによく使われています。 しかし、検証を行うことができないため、ライトノードはフルノードに依存しています。
マイニングノード
マイニングノードは、ブロックの発行という追加のタスクを行う、フルノードです。これまで説明してきたように、マイニングノードがブロックチェーンにデータを追加するには、特別な装置とソフトウェアが必要となります。
マイニングノードは保留中のトランザクションを取って、それらを他の情報とともにハッシュして、数字を発行します。もしも、その数字がプロトコルによって設定されたターゲットを下回る場合、そのブロックは有効で、他のフルノードにブロードキャストすることができます。
しかし、他の誰にも頼らずにマイにングを行うため、マイナーはフルノードを稼働させる必要があります。そうしなければ、どのトランザクションがそのブロックに含まれたのかが把握できません。
もしも、参加者がマイニングはしたけど、フルノードは使いたくない場合は必要とする情報を提供するサーバに接続することができます。プール(他の人と協力して、)でマイニングをする場合には、フルノードは1人だけ稼働させれば良いです。
フルビットコインノードの稼働方法
フルノードは開発者、事業者、エンドユーザにとって有利となります。ビットコインコアクライアントを自分のデバイスで稼働させることにはプライバシーとセキュリティ上のメリットがあり、さらにビットコインネットワーク全体を強化します。フルノードによって、ビットコインのエコシステムとやり取りをするのに誰かに頼る必要がなくなります。
ビットコイン関連の企業の中には、プラグアンドプレイノードを提供している会社もあります。事前に構築されたハードウェアがユーザーに出荷され、電源を入れるだけでブロックチェーンのダウンロードが開始されるノードのことを指します。技術的な知識の少ないユーザーにとっては便利ですが、自分でフルノードの設定をするよりもコストはかなり高額になることが多いです。
たいていの場合、古いPCやノートPCで稼働させることがおススメです。普段使っているコンピュータで稼働させると性能が大幅に落ちるため、推奨しません。ブロックチェーンは継続的に成長しているので、成長分を完全にダウンロードするのに十分なメモリがあるようにしないといけません。
今後数年間は、1TBのハードドライブがあれば、今後ブロックサイズに大きな変更がない場合は、十分です。他の要件としては、RAMが2GB以上で、十分な帯域幅を用意することです。
ビットコインのマイニングを始める方法
ビットコインの初期では、一般的なノートPCで新しいブロックを発行することが可能でした。ビットコインというシステムはこの時点では、あまり世間に知られていなかったので、マイニングの競合も少なかったです。ネットワークのアクティビティも制限されていたので、プロトコルは自然と低いマイニング難易度を設定していました。
ビットコインのマイニングではハードウェアだけでなく、電気にも大きな投資をする必要があります。この記事執筆時点では、高性能なマイニングデバイスは1秒当たり10兆以上の処理を行うことができます。とても効率的ですが、ASICでのマイニングは莫大な量の電気を消費します。複数のマイニングリグと安価な電力へのアクセスができない限りは、ビットコインマイニングで利益を出すことはできないでしょう。
資料などによって、マイニングの設定を行うのは簡単ですが、ASICは独自のソフトウェアを使っています。マイニングの最も人気のあるオプションは、マイニングプールを活用して、他の人と協力して、ブロックを探すことです。ブロックの発行に成功したら、ブロック報酬の一部を提供したハッシュレートに比例して受け取ることができます。
ビットコインのマイニングにかかる時間
ビットコインコードに貢献するには?
ビットコインコアのソフトウェアはオープンソースなので、誰でも貢献することができます。7万行以上のコードに新しい機能の追加の提案やレビューをすることができます。また、バグを報告したり、ドキュメントの翻訳や改善をすることもできます。
ソフトウェアへの変更は、厳格なレビュープロセスを経て行われます。結局のところ、数千億ドルの価値を扱うソフトウェアには、脆弱性がないことが求められます。