仮想通貨で不労所得を得るための入門
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仮想通貨で不労所得を得るための入門

仮想通貨で不労所得を得るための入門

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公開済 Jan 1, 2020更新済 Sep 22, 2023
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不労所得とは?

プロジェクトに投資をしたり、トレードをしたりするのはブロックチェーン業界で稼ぐ方法の1つです。しかしながら、これらを行うにはたいていの場合詳細な調査と膨大な時間を投資する必要があるにも関わらず、残念ながら儲かるかは保証されていません。

最高の投資家でさえ長期にわたる損失を経験する可能性があり、損失が出ている期間を生き残る方法の1つは代わりの収入源を持つことです。

投資やトレード以外でも、所有している仮想通貨の枚数を増やす方法はあります。これらの方法は、利子と同様に継続的な収入を得ることができ、さらに設定するのにいくらかの努力は必要ですが、維持する努力はほとんど、もしくはまったく必要としません。

これによって、収入源を複数持ち、これらを組み合わせることで大きな額となります。

この記事では、仮想通貨で不労所得を得るための方法を紹介していきます。


仮想通貨で不労所得を得る方法

マイニング

マイニングは報酬を得るために、計算能力を使って、ネットワークをセキュアにすることを意味します。たしかに、マイニングを行うには仮想通貨を保有する必要はないですが、これは仮想通貨分野で不労所得を得るための最も古い方法です。
ビットコインの初期では、一般的なCPUでマイニングを行うことも可能でした。ネットワークが拡大し、ハッシュレートが増加したため、現在では大半のマイナーはより強力なGPUによるマイニングに移行しました。競争はどんどん激しくなるにつれて、マイニングの分野はASICという特定の目的のためだけに作成されたマイニングチップがほぼ独占するようになりました。
ASICの分野も競争が激しく、研究開発に多くのリソースを投入できる企業によって寡占されています。これらのチップがリテール市場に出てくる頃には、それらのチップはすでに時代遅れになっており、利益を回収するためには多くの時間を必要とします。

そのため、ビットコインのマイニングは、現在では個人が不労所得のために行うというよりは、企業の事業として行われています。

一方で、よりハッシュレートの低いProof of Workのコインでは儲かる可能性があります。これらのネットワークでは、GPUでマイニングすることが可能です。あまり知られていないコインのマイニングを行うのはリスクは高いですが、より多くの報酬をもたらす可能性があります。採掘されたコインは流動性がなくなったり、バグが見つかったりするなどの多くの要因によって、一晩で価値がなくなる可能性もあります。

ちなみに、マイニング設備の設定とメンテナンスのためには、初期投資とある程度の専門知識が必要となります。


ステーキング

ステーキングは実質的にははるかにリソース的には効率のいいマイニングの代替手段です。ステーキングでは一般的に報酬を受け取るためには、資産を適したウォレットに入れて、トランザクションの承認など様々なネットワーク機能を行う必要があります。トークンの保有を意味する、ステークでは、所有権によってネットワークのセキュリティの維持に対してインセンティブを与えます。
ステーキングネットワークでは、Proof of Stakeコンセンサスアルゴリズムとして使っています。Proof of StakeにはDelegated Proof of Stake(DPoS)Leased Proof of Stakeのような、他のバージョンも存在します。
一般的に、ステーキングにはステーキング用のウォレットの設定をしたら、後は単純にコインをホールドするだけでいいです。ただし、資産をステーキングプールに資産を追加や割当するプロセスが含まれる場合もあります。取引所の中にはこのプロセスを代わりにやってくれるところもあります。その場合、取引所にトークンを預けておくだけで、技術的なことなどは一切する必要がないです。

ステーキングは最小限の努力で仮想通貨の所有枚数を増やすための最適な方法です。しかしながら、ステーキングを採用しているプロジェクトの中には、想定されるステーキングのリターン率を人工的に膨らませる戦略を採用しています。 トークンエコノミーモデルは、有望なステーキング報酬の予測を効果的に軽減できるため、今後研究を続けていく必要があります。

バイナンスステーキングはステーキング報酬を得られる幅広い種類のコインをサポートします。バイナンスにコインを入金し、ガイドに従って開始するだけで大丈夫です。


レンディング

レンディングは仮想通貨の所有枚数から利子を得ることができる方法です。現在、たくさんのP2Pレンディングプラットフォームがあり、このプラットフォームを使うと一定期間資産をロックし、一定期間が経過したら利子を得ることができます。利率はプラットフォームが設定している場合もあれば、現在のマーケットレートに基づいて自分で設定することもできます。

マージン取引を実装している取引所の中にはこのような機能がデフォルトで実装されているものもあります。

この方法は長期的にほとんど何もせずに、自分の保有枚数を増やすことができるので長期ホルダーにとって理想的です。ただし、スマートコントラクトに資産をロックすることには常にバグのリスクが付きまといます。

バイナンスレンディングは自分の所有している資産から利子を稼ぐための様々なオプションを提供しています。

 

ライトニングノードの運用

ライトニングネットワークはビットコインのようなブロックチェーン上で稼働するセカンドレイヤープロトコルです。ライトニングネットワークは基盤となるブロックチェーン上では、即座には転送されない、オフチェーンのマイクロペイメントネットワークです。このマイクロペイメントネットワークを使うと即座にトランザクションを行うことができます。

ビットコインネットワーク上でのトランザクションはたいてい一方通行なので、アリスがボブにビットコインを送金したら、ボブは同じペイメントチャネルを使ってアリスにそのコインを戻すことはできません。しかしながら、ライトニングネットワークでは、双方向チャネルを使用するため、2人の参加者が事前に取引条件に同意する必要があります。

ライトニングノードはビットコインをペイメントチャネルにロックすることによって、ライトニングネットワークに流動性を提供し、キャパシティを増加させます。そして、これらのノードはチャネル内で行われた決済の手数料を報酬として得ます。

ライトニングノードの運用は技術的な知識のないビットコインホルダーにとっては難しいかもしれませんが、報酬はライトニングネットワーク自体の普及次第です。


アフィリエイトプログラム

仮想通貨関連のビジネスの中には、プラットフォームにユーザーを呼び込んだことへの報酬を与えるものもあります。これらには、アフィリエイトリンク、リファラルや招待された新しいユーザーへの特別な割引などが含まれます。

SNSで多くのフォロワーがいる場合、アフィリエイトプログラムは副業として非常に優れた方法です。しかしながら、スキャムプロジェクトの拡散に関わるリスクがあるので、事前にサービスについての調査を行う必要があります。

バイナンスから不労所得を得ることに興味がある場合、バイナンスアフィリエイトプログラムに参加し、世界中にバイナンスを紹介して、報酬を手に入れてください。


マスターノード

マスターノードは簡単に説明すると、分散型ネットワーク内で稼働し、ネットワーク内の他のノードにはない機能がある、サーバみたいなものです。

トークンプロジェクトはネットワークの安定性を維持することに高いインセンティブを持つアクターだけに特権を与える傾向にあります。通常、マスターノードを設定するには、かなりの先行投資と技術的な専門知識が必要です。

ただし、一部のマスターノードでは、トークンを保持する要件が非常に高くなるため、事実上ステークが非流動的になります。マスターノードの採用しているプロジェクトはたいてい予想収益率を高めに見せているので、マスターノードに投資をする前に必ず自分で調査(DYOR)を行わないといけません。


フォークとエアードロップ

ハードフォークを利用することは、投資家にとって比較的簡単な戦術です。ハードフォークを利用するには、ただフォークするコインをハードフォークの日時に保有するだけでいいです。そして、ハードフォークの日時はブロック番号によって決められる場合が多いです。もしも、フォークの後に競合するチェーンが2つ、もしくはそれ以上ある場合はそれぞれのトークンを取得します。
エアードロップはフォークと同様に、エアードロップの時にウォレットアドレスの所有権を要求します。取引所の中にはユーザーにエアードロップ分のトークンを配布するところもあります。気を付けないといけないことは、エアードロップを受け取るために暗号鍵を誰かに教える必要は一切ありません。暗号鍵を要求されたら、相手は詐欺をしていると考えてください。


ブロックチェーンベースコンテンツ制作プラットフォーム

分散型台帳技術の出現により、多くの新しいタイプのコンテンツプラットフォームが可能になりました。これらのプラットフォームによって、コンテンツ作成者は、いくつかのユニークな方法で、邪魔にならない広告を使うことなく、コンテンツを収益化することができます。

このようなシステムでは、コンテンツ制作者は自分の作品の所有権を維持しながら、たいていは何らかの方法で関心を収益化します。この方法で収益化するには、最初は多くの作業が必要になる場合もありますが、コンテンツの実質的なバックログが準備できたら、安定した収入源となります。


仮想通貨で不労所得を得るリスク

  • 流動性の低い資産を購入  投資家が人工的なインフレ、もしくは誤った収益率によって、そういった価格操作などがなければほとんど価値がない資産を購入してしまう場合があります。ステーキングネットワークの中にはマルチトークンシステムを採用するものもあり、こういったシステムでは報酬はもう一方のトークンで支払われるので、報酬として渡されるトークンには継続的な売り圧が生まれ続けます。
  • ユーザーエラー ブロックチェーン業界はまだ誕生したばかりのため、これらの収入源の設定と維持には技術的な専門知識と自分で調べるという意識が必要となります。ホルダーにとっては、これらのサービスがよりユーザーフレンドリーとなるのを待つ、もしくは最低限度の技術的な能力を要求されるものだけを使うのが良いでしょう。
  • ロックアップ期間 レンディング、もしくはステーキングメソッドの一部は一定期間資金をロックアップすることを要求します。これにより、その期間中は保有資産が事実上非流動的になり、資産の価格に悪影響を与える可能性のあるイベントに対して脆弱になります。 
  • バグのリスク トークンをステーキング用のウォレット、もしくはスマートコントラクトにロックすることには、常にバグのリスクがあります。たいてい、様々な品質の選択肢が複数あるので、どれかにコミットする前に、これらの選択肢を徹底的に調査することが大切です。オープンソースソフトウェアは、最低限度コミュニティによってバグの監査が行われているので、初心者でも安心して利用することができるかもしれません。


まとめ

ブロックチェーン業界で不労所得を得る方法はどんどん増えており、ますます注目されるようになっています。ブロックチェーン企業もこれらの方法のいくつかを採用しており、マイニングなどのサービスを提供している会社もあります。

プロダクトがより信頼でき、安全になったら、これらの方法は安定した収入源としての有効な選択肢の1つとなるかもしれません。