Filecoin (FIL) とは?
目次
はじめに
Filecoin (FIL) とは?
Filecoin (FIL) の仕組み
Filecoin (FIL) が重要な理由
Filecoin (FIL) のユースケース
Filecoin (FIL) の管理方法
まとめ
Filecoin (FIL) とは?
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Filecoin (FIL) とは?

Filecoin (FIL) とは?

初心者
Published Jan 27, 2021Updated Nov 18, 2021
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概要

Filecoinは、ブロックチェーン技術を活用した、P2Pデジタル・ストレージ・マーケットプレイスです。
InterPlanetary File System (IPFS) をベースに構築されており、ユーザーは未使用のハードディスクをレンタルし、その対価としてFILトークンを得ることができます。Filecoinがどのようにしてオンラインストレージの世界を変えようとしているのかをこの記事では見てみましょう。


はじめに

Filecoinは、Amazon S3のストレージバケットやDropBoxの容量を購入したり、同じクラウドストレージの契約に縛られたりすることに代わる魅力的な手段となります。

適切なインフラがあれば、誰もが独自の価格を設定し、独自の契約をしながら、Filecoinネットワーク上でストレージ容量を売買できます。それでは、その仕組みを見ていきましょう。


Filecoin (FIL) とは?

Filecoinは、誰もがストレージ容量を貸し出すことができる分散型ストレージネットワークです。また、同じように誰でもネットワーク上のストレージを購入することができます。これによって、重要なデータを1社だけに託すのではなく、分割して世界中の異なるコンピューターに保存することができます。

Filecoinは、2014年にJuan Benet氏が「Filecoin: A Cryptocurrency Operated File Storage Network」というタイトルのホワイトペーパーを発表したのがはじまりです。提案されているのは、Bitcoin に似たブロックチェーンネットワークですが、ネットワーク内のノード がデータを保存することができ、復元可能性の証明コンポーネントによって保証されています。Filecoinは、Protocol Labs社が開発しています。

Filecoinは、IPFSの上のインセンティブレイヤーと呼ばれることもあります。なぜなら、ユーザーがストレージ容量を貸すことで、FILトークンで報酬を得るというインセンティブが働いているからです。

では、Filecoinを使用して火星や金星にクリスマスの写真を送ることはできるのでしょうか?答えは「NO」です。IPFSは、より分散化されたアプローチで構築された、P2Pのデータ保存・検索プロトコルです。HTTPやHTTPSとは異なり、データを保存するために集中管理されたサーバーに頼ることはありません。

Filecoinは、2017年当時のICOでは最高となる、$2億5000万以上を調達しました。その後、2020年10月にFilecoinのメインネットがローンチしました。


Filecoin (FIL) の仕組み

Filecoinのインフラは、組織や個人が世界中のデータを保存するための新しい方法を提供することを主な目的とした、分散型のP2Pネットワークです。

ストレージを提供する人は、ストレージマイナーになることができ、基本的にFilecoinネットワークにデータを保存する役割を担います。クライアントはFILトークンをお支払いすることで、データの保存と取得の両方を行うことができます。

リトリーブ・マイナーは、参加者のもう1つのクラスです。当然のことながら、彼らはクライアントとストレージマイナーの間でデータ検索プロセスを促進し、また、そのサービスに対して少額のFILを受け取ります。

Filecoinはエンド・ツー・エンドの暗号化を採用しており、ストレージプロバイダーは復号鍵にアクセスできません。分散型システムなので、ファイルは複数の保存場所で安全に保管されます。

では、Filecoinが中央集権的な競合よりも優れている可能性があると言われるのはなぜでしょうか?Filecoinは企業や消費者向けに、P2Pのクラウドストレージソリューションを提供しています。同じアイテム (ストレージ) を異なる販売者が異なる価格で提供することで、最終的に消費者が利益を得られる可能性があります。すべてのデータを保存するにはストレージが足りないこともあるでしょうが、時には余ってしまい、それを売ることもできます。これを実現するのがFilecoinです。


Filecoin (FIL) が重要な理由

この数10年の間に、データを保存したりアクセスしたりする方法が変わりました。ビジネスの現場では、企業が巨大なサーバールームを持つオンサイトストレージから、遠隔地のデータセンター、さらに全世界に分散したクラウドストレージへと変化しています。現在、ほとんどの企業がこれらを組み合わせて使用しています。同様に、コンシューマー向けのデータストレージも、クラウドストレージへの依存度が高まることで変化しています。

ここで登場するのが、AWS、HPE、Dellといったクラウドストレージ市場の大企業です。企業のお客様は通常、1つのプロバイダーを選び、何年もそのプロバイダーを利用するため、競争が妨げられます。Filecoinは、ストレージを購入したいお客様が、ストレージのプロバイダーが誰であっても、その場でお得な情報をナビゲートすることができます。これにより、クラウドストレージ市場の競争が激化する可能性があります。



Filecoin (FIL) のユースケース

Filecoinを利用することで、消費者はベンダーとの固定された契約やオンデマンド・ストレージの高額手数料ではなく、最適なストレージオプションを選択することができます。使用していないストレージ容量を持っている組織や個人は、それをネットワーク上で提供することができます。持っているリソースをネットワーク上で共有することで、FILが報酬として獲得できます。

最初はわからないかもしれませんが、ストレージ用のDAppsも作ることができます。そういったDAppsには、消費者向けストレージアプリ、DeFiアプリ、分散型動画アプリなども含まれています。


Filecoin (FIL) の管理方法

Filecoinネットワーク上でストレージ関連の取引をすることで、FILを使用したり、作ったり、あるいは単にトークン 取引したりするにしても、FILを管理する場所が必要です。
Filecoinは、FILの保管のために以下で紹介する3つのウォレットを推奨しています。Filecoinのノードを動かすのに使えるLotusは、Ledgerと連携することができます。 Glif walletはウェブベースのインターフェースで、こちらもLedgerに接続することもできます。そして、Filfox Walletもウェブベースのウォレットで、FILを管理するのに利用できます。
もちろん、BinanceにFILを預けておくだけで、Binance Earnで報酬を得ることもできます。


まとめ

Filecoinは、世界中のファイルの保存と検索の非効率性を解決する素晴らしいソリューションです。また、大企業との契約に縛られることなく、自分が選びたいストレージを自由に選ぶことができるようになります。

メインネットが稼働し、洗練されたツール群を備えたFilecoinの実利用はすでに進んでいます。Filecoinのエコシステムが成功するかどうかは、仮想通貨コミュニティ内での利用だけでなく、Web 3.0の世界に新しい人々を惹きつけることができるかどうかにかかっています。
Filecoinに関する他の質問はありますか?Q&Aプラットフォーム、 Ask Academyでは、バイナンスコミュニティがお客様の質問にお答えします。