一方、メインネットネットワークの対義語であるテストネットは、ブロックチェーンプロトコルまたはネットワークがまだフル稼働していない状態を意味します。テストネットでは、システムの安全性を確実なものとし、メインネットのローンチに備える目的で、プログラマーと開発者がブロックチェーンネットワークのあらゆる側面と機能のテストおよびトラブルシューティングを実施します。
ICOクラウドファンディングイベントの終了後、ブロックチェーンのデプロイが完全に完了すると、チームはメインネットをリリースします。各メインネットでは、テストネットで発行したERC-20ではなく、(独自のブロックチェーン上の)ネイティブトークン・コインが運用されるようになりました。この時期に、メインネットスワップ(ERC-20トークンと新規ブロックチェーンのトークン・コインとのスワップ)と呼ばれるプロセスが実施されました。メインネットスワップが完了すると、通常残りのトークン・コインは破棄されるため、新規のトークン・コインのみが使用されるようになります。
EthereumとERC-20規格が人気を集めている一方、デジタルトークンの発行を支援するその他のブロックチェーンプラットフォーム(例:Stellar、NEM、NEO、TRON、Waves)も数多く存在しています。
暗号資産に関するトランザクション情報を時系列で記録する分散型デジタル台帳。
メインのブロックチェーンの外部で実行され、スケーラビリティの向上を目的に用いられるプロセスおよびトランザクションとなっています。