トランザクションID(TXID)はトランザクションハッシュとも呼ばれ、ブロックチェーン上の各トランザクションをラベル付けする識別情報であると言えます。一意の文字列であるトランザクションIDは、検証されたうえでブロックチェーンに追加されます。
トランザクションがブロックチェーンに追加されると、一意のトランザクションIDが割り当てられます。トランザクションIDは、送付人のアドレス、受取人のアドレス、送信中の暗号資産数量などのトランザクションの詳細にハッシュ関数を適用して生成されます。
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次に挙げるのは、有名なBitcoinピザトランザクションのトランザクションIDです。
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Bitcoinでは、SHA-256(Secure Hash Algorithm 256-bit)暗号ハッシュ関数を用いてトランザクションIDを生成しています。SHA-256では、トランザクションデータを入力値として受け取り、64文字の16進数で表される256ビットのハッシュ値を出力値として生成します。
自分のトランザクションは、TXIDをコピーしてblockchain.comやblockchair.comなどのBitcoinブロックエクスプローラーに入力することで検索できます。
トランザクションID(TXID)は、関連するすべてのトランザクションの詳細が公開されるブロックチェーンエクスプローラーから確認できます。この透明性により、特定のトランザクションまたはアドレスに結び付いたすべての情報を誰もが調査できます。こうしたIDは送付人および受取人の現実世界での識別情報を明確に開示するものではないものの、二者間のつながりを証明できる可能性があると言えます。
間違ったアドレス(またはブロックチェーン)に資金を送金した場合、資金の回収が可能か否かの調査にあたり出庫履歴内のトランザクションIDが必須となります。トランザクションIDが判明している場合でも資金の回収は保証されないため、資金送付先プラットフォームのカスタマーサポートに問い合わせることが最善策と言えます。