SushiSwapガイド
目次
イントロダクション
SushiSwapとは?
Uniswap vs. Sushiswap
SUSHI報酬の配布
Sushiswapへの流動性提供方法
Sushiswapのリスク
まとめ
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SushiSwapガイド

中級者
Published Sep 1, 2020Updated Nov 18, 2021
10m
概要DeFiはユニコーンとSushiswapのようなネタプロジェクトが流動性のために対決する唯一の分野です。

Uniswapは、イーサリウム上でトークンをスワップするDeFiプロトコルの中で最も成功しているものの一つです。これは情熱的な開発者による小さなチームによって作成されたもので、コードはオープンソース化されており、誰でもフォークできるようになっています。SushiSwapはまさにそれを実行したプロジェクトです。

Sushiswapは、Uniswapに食欲をそそるSUSHIトークンを加えて、フォークをしたものです。SUSHIトークンのホルダーはプロトコルのガバナンスに参加でき、さらに手数料の一部が支払われます。それでは、SUSHIの握り方を見ていきましょう。


イントロダクション

分散型金融 (または DeFi) の領域が進化にあわせて、新しい金融プラットフォームの数は増え続けています。私たちは、投資家が資金を運用するために、フラッシュ ローンや イールド ファーミング (または流動性マイニング)のようなものをどのように活用するかを見てきました。
UniswapはDeFiプロトコルのコアの1つとしてのポジションを確立しました。 しかし、分散型の理念とスマートコントラクトへの高い依存度にも関わらず、ユーザーは開発の方向性についてあまり発言権を持っていません。

SushiSwapは、ユーザーが開発に影響を持てることを約束して、この分野に参入しました。10億ドル以上の金額がプロトコルにロックされていることから、多くの人がこの違いに興味を持っていることがわかります。

この記事では、仮想通貨業界に嵐を引き起こしているUniswapのフォークについて説明します。


SushiSwapとは?

始める前に、Uniswapとその仕組みについて知らないと、Sushiswapを理解するのに時間がかかるかもしれないことは先にお伝えします。 
要するに、Uniswapは注文板なしで動作する分散型取引所プロトコルです。注文板の代わりに、自動マーケットメイキング(AMM)と呼ばれるモデルを利用しており、流動性提供者が流動性プールに資金を追加します。Sushiswapに流動性を提供するために資金を入れることを考える前に、Uniswapについての記事を読んでその詳細を理解することを強くお勧めします。

SushiSwapはUniswapのフォークですが、いくつかの大きな違いがあります。その中で最も大きなものがSUSHIトークンです。このトークンには、ガバナンスへの参加とプロトコルに支払われる手数料の一部を保有者が受け取れることの2つの機能があります与えること。簡単に言えば、SUSHIトークンの保有者がプロトコルを所有することになります。

なぜこれほどまでにSushiswapへの関心が高まったのでしょうか。コミュニティガバナンスは、DeFiの理念と密接な関係にあります。トークン配布のための有効な方法としての流動性マイニング(イールドファーミング)の成長は、新しいトークンのローンチを大量に生み出しました。これらは、プレマイニングを行わず、創業者への配分もほとんどなく、供給された資金量に応じて平等に新しいトークンを配分することで、関係者全員に公平な競争の場を提供することを目的としています。そして、これらの流動性インセンティブによって配分されたトークンは、トークン保有者にガバナンスの権利を付与します。さらに、前述のとおり、SUSHIの保有者にはトレーダーがプロトコルに支払った手数料の一部を受け取る権利もあります。

しかし、トークン保有者はガバナンスに参加できるとして、何ができるのでしょうか?Sushiswapでは、誰でもSushiSwap Improvement Proposal (SIP)を提出することができます。これらの提案は、SushiSwapプロトコルへの影響に関わらず、どのような変更でも構いません。SushiSwapの開発は、Uniswapのようなこれまでのようなチーム形式ではなく、SUSHIトークンホルダーの手に委ねられています。強力なコミュニティはどのようなトークンプロジェクトにとっても強力な資産となりますが、特にDeFiプロトコルの場合はその傾向が強いです。


Uniswap vs. Sushiswap

仮想通貨がオープンソースの精神に深く根ざしていることは周知の事実です。多くの人は、ビットコインと、増え続けるパーミッションレスDeFiプロトコルは、ソフトウェアの形をした、新しい種類の公共財として機能していると考えています。オープンソースプロジェクトは競合に簡単にコピーされ、少し変更を加えただけで、ローンチされるので、似たようなプロダクト間での激しい競争が起きます。しかし、このような激しい競争が最終的にはエンドユーザーにとって、最高の製品の実現につながるはずだと考えることもできます。

現在のDeFi分野の著しい進歩に、Uniswapチームが大きく貢献していることは疑いがありません。しかし、UniswapとSushiswap(もしかしたら、他のフォークプロジェクト)の全てが繁栄する未来もあるかもしれません。UniswapはAMM分野におけるイノベーションの最前線に残り続けるかもしれませんが、Sushiswapはコミュニティが望む機能によりフォーカスした代替手段となるかもしれません。

とは言うものの、プロトコル間で流動性が分割されるのは理想的ではありません。Uniswapの記事を読んでいたら、AMMはプールの流動性をできる限り高めるとよりうまく機能することをご存じでしょう。DeFiの流動性の多くがたくさんのAMMプロトコル間で分割されたら、エンドユーザーの体験は悪化する可能性があります。


SUSHI報酬の配布

SUSHIは流動性マイニングによって配布されます。流動性マイニングの意味が分からない場合は、まずはその基本について学ぶためにイールドファーミングの記事をぜひ読んでみてください。

SUSHIは特定のUniswapプールに流動性を提供する人に配布されます。それから、Uniswap LPトークンをSushiSwapステーキングコントラクトに入金して、SUSHIを稼ぎ始めることができます。

初期のUniswapプールは以下の通りです。

  • USDT-ETH
  • USDC-ETH
  • DAI-ETH
  • sUSD-ETH
  • COMP-ETH
  • LEND-ETH
  • SNX-ETH
  • UMA-ETH
  • LINK-ETH
  • BAND-ETH
  • AMPL-ETH
  • YFI-ETH
  • SUSHI-ETH


SUSHI市場に流動性を提供することにインセンティブを与えるために、SUSHI-ETHプールは2倍の報酬が設定されています。ローンチからすぐ後に、SUSHIは配布対象としてどのプールを追加するかの投票を行いました。これこそが、コミュニティガバナンスの力です!

SUSHI報酬の配布はイーサリウム10,750,000ブロックから始まります。報酬は10万ブロック後(もしくは、約2週間後)から減少します。初期のボーナス配布が行われる2週間が過ぎた後からは、ステーキングコントラクトの中にある流動性トークンはSushiSwapコントラクトに移行されます。つまり、SushiSwapコントラクト上の全Uniswap LPトークンは、元のトークンに戻され、それらのLPトークンを使った新しい流動性プールがSushiswap上で作られるということです。これは、事実上SushiSwap取引所がローンチするということです。


Sushiswapへの流動性提供方法

トークンの取得

SUSHIを手に入れるために、Uniswapトークンをステークしたい場合、まずはUniswapトークンを手に入れるところから始めましょう。この記事では、UMA-ETHに流動性を提供する場合を例に説明していきますが、実際に使う場合は自分の好みのペアを自由に選択してください。どのペアから提供されたLPトークンであっても、SushiSwapで使うことができます。


  1. Uniswapにアクセスします。
  2. プールタブに切り替えてください。
  3. 「Add liquidity」をクリックしてください。
  4. ベースはETHが選択されていますが、確認してください。もしも、ETHではない場合は、ETHを選択してください。
  5. 下にある「Select a token」をクリックし、UMAを検索してください。
  6. 流動性プールに追加するETHUMAの枚数を入力してください。
  7. そうしたら、プールに流動性を追加してください。そうしたら、TH-UMA UNI-V2 LPトークンを受け取れます。これらは後でSushiswapでのステーキングが終了したら、トークンを回収するために償還することができます。


注: Impermanent lossが発生する可能性があるため、償還時に最初に追加したものとは異なるトークンの分配を受ける場合があります。


実食!

これまでの手順によって、ETH-UMA UNI-V2 LPトークンを入手したので、sushiswap.orgにあるレストランに行きましょう。


sushiswapのトップページ


大半のWeb3アプリケーションと同様に、サイト上での操作を行うにはsushiswapとイーサリウムウォレットを繋げる必要があります。接続方法は2つあり、1つ目がMetaMaskを使う方法で、もう1つがウォレットコネクトを使う方法です。右上にある「Unlock Wallet」を選択し、使いたいウォレットを選択してください。


ウォレットをアンロックすると、SUSHI残高と合計供給枚数が表示されます。


それでは、メニューに目を通しましょう。ウィンドウの上にある「Menu」をクリックし、何を頼めるのか確認しましょう。


下にスクロースすると、頼むことができるメニューが表示されます。


それぞれのアイテムで、別々のトークンをステークできます。「Umami Squid(イカ)」がおいしそうなので、こちらで説明していきます。


イカ


ERC20ガイドを読んだことがある場合、コントラクトの出金権限が必要な場合があることをご存じでしょう。承認(Approve)機能を選択することで、SushiSwapがUMA-ETH UNI-V2 LPを使用することを許可していることをネットワークに伝えます。



そうしたら、ステーキングに使いたい枚数を選択できるようになります。



これで準備万端となったので、シェフが寿司を作り始めてくれます。いつでもSUSHIを収穫し、LPトークンを取り出して、UniSwapに持ち帰ってETHとUMAを取り出すことができます。


Sushiswapのリスク

2020年9月1日時点では、SushiSwapは未監査プロジェクトです。たとえ、監査済で、高い評価を得ているプロジェクトのものでも、スマートコントラクトに入金する場合、必ずバグのリスクがあります。しかしながら、SushiSwapは匿名の開発者によって開発されているので、そのリスクはより高いです。

SushiSwapを使うのは楽しいですが、失っても良いと思う金額以上を入金してはいけません。さらに、イーサリウムの異常なガスコストの高騰によって、少額の入金だと相当長期間ステーキングしないと利益が得られなくなっています。

そのため、SushiSwapの開発者は多くの監査企業にスマートコントラクトの監査を依頼しています。監査にはお金がかかりますが、YAMのようにコミュニティが所有しているプロジェクトでは、ユーザーが自分たちが信じているそのプロジェクトのために、自ら監査のための資金を提供することもありました。


まとめ

SushiSwapは、すでに成功しているDeFiプロトコルであるUniswapの競争優位性に挑戦する野心的な実験です。SushiSwapはUniswapのフォークであり、コミュニティガバナンスの違いが鍵となります。

SushiSwapの本当のテストは、最初の2週間の配布期間が終了した後に始まります。SushiSwapはUniswapから大きな流動性を横取りできるのか。それとも、寿司職人たちは手っ取り早い利益を求めているだけなのでしょうか。

SushiSwapがどれだけ最終的に成功したとしても、DeFi分野においてはいかなるプロダクトもサービスも圧倒的な優位性というものを持っていないことがわかります。